共同研究拠点・研究集会

共同利用・共同研究拠点
MIMS 現象数理学拠点 共同研究集会
2018年度

2018年度開催
研究集会型「経費支援タイプ」

2018年
8月17日, 18日
  • 折紙数学と折紙工学を基盤とする産業応用
  • 奈良知惠
    (明治大学)
    8月24日, 25日
  • 幾何的解析と形状表現の数理
  • 森口昌樹
    (明治大学)
    12月8日
  • 保険やリスク管理についての共同研究集会
  • 中林真理子
    (明治大学)
    2019年
    1月11日, 12日
  • アクティブマター研究会2019
  • 北畑裕之
    (千葉大学)
    2月25日, 26日
  • 錯覚現象のモデリングとその応用
    第13回 錯覚ワークショップ
  • 杉原厚吉
    (明治大学)
    3月1日, 2日
  • 生物学・化学・数理科学から見抜く
    リズム現象の本質
  • 中村孝博
    (明治大学)

     

    折紙数学と折紙工学を基盤とする産業応用
    日時 :
    2018年8月17日(金), 18日(土)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     近年,折り畳み式製品開発への期待は著しい。それらは「コンパクト」であることから「携帯」や「収納」に非常に便利である。しかしながら,折り畳みの仕組みや構造は素材にも大きく依存し,数学や工学はもとより,伝統的な折り紙の技能や建築技術など広範囲の分野の研究者の連携が必要となる。
     4年ごとに開催されている第7回折り紙科学・数学・教育国際研究集会(7OSME)がオックスフォード大学で2018年9月に開かれる前の8月に、産業応用に焦点をあてたこの研究集会を開くことは、互いの研究成果や課題について発表・討論する場として研究を大いに促進する。
     本研究集会では折り紙のコンセプトのもとに幅広い産業応用を視野に入れ、コンピュータ支援による計算折り紙の開発を始め、立体幾何学の数学的基礎と折り紙への応用、エネルギー吸収材の開発と課題、さらには建築への応用など専門分野の多様性を備え、そして折り紙というキー・ワードによる相互関連が強いことから、一層の研究交流と研究の発展が期待できる。
    組織委員 :
     
    奈良知惠(明治大学),萩原一郎(明治大学),伊藤仁一(椙山女学園大学)
    舘知宏(東京大学),上原隆平(北陸先端科学技術大学院大学)

     
    Program
    8月17日(金)
    11:00~11:05

    開会 Opening

    11:05~11:20

    阿部綾(A. Abe, 明治大学)

    「箱入りATCPのドローンによる運搬に関する一考察」
    11:20~11:35

    陳暁詩(X. Chen, 明治大学)

    「土木・建築用超長柱材への折紙工学からのアプローチに関する一考察」
    11:35~11:50

    Luis Diago(明治大学)

    「A new method of creating patterns for a robot that builds three-dimensional models of bones on paper」
    13:10~13:30

    奈良知惠(C. Nara,明治大学)

    「4次元超立方体と仕切りのある箱の折り畳み」
    13:40~14:00

    細矢治夫(H. Hosoya, お茶の水女子大学)

    「封筒による立体化学の再学習」
    14:20~14:40

    森継修一(S. Moritsugu,筑波大学)

    「円内接多角形の外接円半径公式の計算と解析」
    14:50~15:10

    上原隆平(R. Uehara,北陸先端科学技術大学院大学)

    「4単面体の切り出し効率のよい展開図について」
    15:30~15:50

    山岸義和(Y. Yamagishi,龍谷大学)

    「等面四面体の source unfolding」
    16:00~16:20

    堀山貴史(T. Horiyama,埼玉大学)

    「4次元超立方体の2次元展開について」
    16:40~17:00

    寺田耕輔(K. Terada, 奈良工業高等専門学校)

    「折紙工法による紙/樹脂/金属製ATCPの開発」
    17:10~17:30

    宮崎興二(K. Miyazaki,京都大学)

    「15次元のかたち遊び」
    18:00~   

    懇親会 Conference party
        一般2000円,学生1500円程度(要予約)


     
    8月18日(土)
    10:00~10:20

    舘知宏(T. Tachi,東京大学)

    「剛体折紙のモード分岐」
    10:30~10:50

    斎藤一哉 (K. Saito,東京大学)

    「プリンテッド・エレクトロニクスと折紙の融合」
    11:10~11:30

    宮本好信(Y. Miyamoto,愛知工業大学)

    「球面展開の深化設計 Design Development from Sphere Development」
    11:40~12:00

    三谷純(J. Mitani,筑波大学)

    「曲線折り紙のデザインとシミュレーション」
    13:45~14:00

    石田祥子(S. Ishida,明治大学)

    「展開できるコア構造」
    14:10~14:30

    伊藤仁一(J. Itoh,椙山女学園大学)

    「折り紙テント」
    14:40~15:00

    萩原一郎(I. Hagiwara,明治大学)

    「折り紙の産業応用について」
    15:00~15:05

    閉会 Closing

     
    問い合わせ先 :

      奈良知惠 E-mail: cnara[at]meiji.ac.jp ([at] >> to @)

    幾何的解析と形状表現の数理
    日時 :
    2018年8月24日(金), 25日(土)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     形状のモデリング・処理・表現法は、幾何的な問題を数値的に解析する上で重要なツールで、様々な研究が行われている。例えば、形状を計算機上で表現する方法には、規則格子、不規則格子、粒子表現、ネットワーク表現などが存在する。それぞれの表現法は異なる幾何的性質を持っており、それに応じて適用される解析手法や処理法も異なっている。本研究集会では、それらのテーマを中心として、幾何的な問題に関連する幅広い研究発表を行う。そして、個々の分野にとらわれない議論を通して、新しい研究展開につながることを期待する。
    組織委員 :
     
    森口昌樹(明治大学),杉原厚吉(明治大学),山本修身(名城大学)
    今井敏行(和歌山大学),谷口隆晴(神戸大学),長井超慧(東京大学)

     
    Program
    8月24日(金)
    13:30~14:20

    森口昌樹(明治大学)

    「視体積交差法と錯視立体」
    14:20~15:10

    室谷浩平(鉄道総合技術研究所)

    「粒子法のためのポリゴンと粒子の混合境界表現」
    15:20~16:10

    山本修身(名城大学)

    「剰余類を用いた魔方陣の効率的な数え上げについて」
    16:10~17:00

    今堀慎治(中央大学)

    「実社会で生じる図形配置問題に対するアルゴリズム設計」

     
    8月25日(土)
    10:00~10:50

    長井超慧(東京大学)

    「産業応用に向けた形状処理技術」
    10:50~11:40

    Supanut Chaidee (Chiang Mai University),
    Kokichi Sugihara (Meiji University)

    "Spherical Laguerre Voronoi Diagram as a Tool for
    Modeling the Spherical Tessellations"
    12:50~13:40

    今井敏行(和歌山大学)

    「幾何処理で正確であってほしい情報と近似算法」
    13:40~14:30

    谷口隆晴(神戸大学) ,小松瑞果(神戸大学),大川剛直(神戸大学)

    「情報幾何学を用いた発展型ネットワークモデルに基づく
     相転移に着目した異常検知の試み」
    14:40~15:30

    杉原厚吉(明治大学)

    「脳の直角優先性を利用した多義立体の設計法」
    保険やリスク管理についての共同研究集会
    日時 :
    2018年12月8日(土)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室2
    Campus map :

    概要 :
     本共同研究集会は、保険やリスク管理を研究対象とし、研究アプローチとして保険学、リスク管理、企業金融、保険数理、金融工学、経済学、社会学、応用数学ならびにその関連領域を学際的に融合しながら、先進的な研究を進める。
     とくに、2000年代後半からグローバル金融危機、欧州財政危機、世界各地での度重なる大規模自然災害を経験して、実物市場や金融市場は構造的に不安定であることが露呈した。このことから、広く家計・投資家、企業・金融機関や政策当局にとって、構造的な不安定性を軽減・克服するような新しいリスク管理の分析・開発が喫緊の課題となっている。数理的には構造不安定性は力学系の世界で広く研究されてきたのに対して、本共同研究集会ではそれを金融危機・大規模災害のリスク管理の分析に応用するため、まずはリスク管理を巡る実物・金融市場を制度的に分析し、次にその上で実物市場・金融市場を多数の主体が戦略的に活動する大自由度非線形系として数理的にモデル化し、リスク管理の新しい在り方を分析する。
     本研究集会では、学際的に様々な分野の研究者が集まることから、個別の分野の限定的な観念に囚われないような幅広い立場から研究発表を行い、今後の更なる研究展開について有用なディスカッションを行う。
     
    組織委員 :
     
    森平爽一郎(早稲田大学),中林真理子(明治大学、代表者),石坂元一(福岡大学)
    中村恒(一橋大学、幹事),柳瀬典由(東京理科大学),山﨑尚志(神戸大学)
     
    ご注意 :
     本研究集会への参加は自由(無料)ですが、会場規模の制約等がございますので、参加ご希望の方は、予め代表者(中林真理子nakabaya@meiji.ac.jp)にEmailでお知らせください。
     
    Program
    【研究報告プログラム】
    12月8日(土)
    1.
    13:30~14:40

    諏澤吉彦(京都産業大学)

    「Insurtech によるリスク評価の精緻化と保険選択への影響」
     
    2.
    14:50~16:00

    大倉真人(同志社女子大学)

    "An Economic Analysis of Joint Products under Demand Uncertainty"
       
    3.
    16:10~17:20

    伊藤晴祥(国際大学)

    「SDGs、SDGs指数、SDGs債券の分析」
     
    アクティブマター研究会2019
    Active Matter Workshop 2019
    日時 | Date
     Jan. 11 (Fri) and 12 (Sat), 2019.
     
    場所 | Venue
     
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Meiji University Nakano Campus 6F Seminar room 3
    Campus map 
    概要 | Active Matter Workshop 2019
    2019年1月11日(金)、12日(土)、に明治大学中野キャンパスに於いてアクティブマター研究会2019を開催します。4回目となる今回は、基調講演の他に、「Active matter in chemistry」をテーマにした企画講演を予定しています。また、アクティブマターに関連する研究から広く応募形式によるショートトークの時間も設けています。
    発表申込み、参加登録の締め切りは、共に、2018年12月20日(木)です。詳しくはこちらをご覧ください。本研究会への参加費は無料です。ただし研究会初日(1月11日)の夜に予定している懇親会は別途費用(5000円程度の予定)がかかります。
     
    The Active Matter Workshop 2019 will be held at Meiji University on Jan. 11 and 12, 2019. The invited lectures consist of one plenary lecture and six focused lectures. The topic of the focused lectures is "Active matter in chemistry". There are also possibilities for short talks on active matter in general.
    The deadlines for the registration and the submission of short talks are both Dec. 20, 2018.
    See below for the details of registration and abstract submission. The workshop is free to join, but the banquette in the evening on Jan. 11 will cost about 5000 JPY. (Students might get a reduction.) All lectures will be given in English.
     
    組織委員 | Organising committee

     江端宏之(九州大学) Hiroyuki Ebata (Kyushu Univ.)
     北畑裕之(千葉大学) Hiroyuki Kitahata (Chiba Univ.)
     末松 J 信彦(明治大学) Nobuhiko J. Suematsu (Meiji Univ.)
     多羅間充輔(京都大学) Mitsusuke Tarama (Kyoto Univ.)
     山口智彦(明治大学) Tomohiko Yamaguchi (Meiji Univ.)
     
    招待講演 | Invited lectures
     
    基調講演 | Plenary lecture

    Prof. Ryoichi Yamamoto (Kyoto Univ.)
    "Active matter modeling: swimming microorganisms / crawling and proliferating cells on substrate"

     
    企画講演 | Focused lectures on "Active matter in chemistry"

    Prof. Yusuke Hara (AIST)
    "Development of self-oscillating gel actuators for application to microfluidic devices and soft robots"

    Prof. Yasuhiro Ikezoe (Nippon Institute of Technology)
    "Study of motion of the object caused by various energy conversion processes in materials"

    Prof. Yoshiyuki Kageyama (Hokkaido Univ.)
    "Light-driven limit-cycle self-oscillation and autonomous swimming of azobenzene-assembly under photostationary state"

    Prof. Ben Nanzai (Shizuoka Institute of Science and Technology)
    "Physicochemical approach for reaction in spontaneous running droplet on glass substrate"

    Prof. Akihisa Shioi (Doshisha Univ.)
    "Design of chemical systems with semblance of life"

    Prof. Masahiro Takinoue (Tokyo Institute of Technology)
    "Phase-separated DNA microdroplets controlled by base sequence information"

    プログラム | Program

     2019/1/11 Fri. 午前中の開始を予定。| Starting in the morning on Jan 11.
     2019/1/12 Sat. 午後までを予定。  | Until afternoon on Jan 12.
     

    ショートトーク|Short talks
    【締め切り | Deadline2018/12/20(Thu)

    本研究会では広くアクティブマターに関する研究についてのショートトーク(ひとり15分間程度を予定)を募集します。
    ショートトークでの発表を希望される方は、2018年12月20日(木)までに、「"Registration"ボタン」より参加登録をお済ませのうえ、2018年12月31日(月)までにアブストラクトを電子メールにて世話人(active2019[at]googlegroups.com [at]>> @)まで提出してください。
    アブストラクトは以下のテンプレートを用い、pdfに変換したファイルを提出してください。 発表者の氏名がわかるように、ファイル名は「abstract_FirstName_LastName.pdf」としてください。
    応募多数の場合はアブストラクトによる選考を行います。
    なお、発表は英語で行なっていただきますが、学生の方は日本語でも構いません。日本語での発表を希望する場合は登録時に、「ショートトーク講演(日本語)」を選択してください。
     
    We accept abstracts for short presentations (approx. 15 min each).
    If you wish to give a short presentation, first finish the registration by 2018/12/20 (Thu) from the "Registration" button. Then, submit the abstract by 2018/12/31 (Mon) via email to the organisers (active2019[at]googlegroups.com [at]>> @).
    Find the template below and prepare a pdf file with your name in the file name as "abstract_FirstName_LastName.pdf".
    If the number of submissions exceeds the number of slots for short presentations, the speakers will be selected based on the abstracts. The short presentations may include talks given in Japanese, should a student get a presentation slot.
     
     
    ※ショートトーク申込 | Short talks, Entry.

    "Registration"ボタンをクリックしてください。
    Please click the "Registration" button to open the registration form.
     
    締め切り | Registration Deadline
    Please register by December 20 (Thu), 2018.
    *Registration: closed


     

    参加登録 | Registration
    【締め切り | Deadline:2018/12/20(Thu)

    研究会への参加をご希望の方は、2018年12月20日(木)までに「"Registration"ボタン」よりお申込みください。
    To attend the work shop, finish the registration by 2018/12/20 (Thu) from the "Registration" button.

    ※参加登録 | Registration is required.

    "Registration"ボタンをクリックしてください。
    Please click the "Registration" button to open the registration form.
     
    締め切り | Registration Deadline
    Please register by December 20 (Thu), 2018.
    *Registration: closed


     
    主催 | Organiser

    共同利用・共同研究拠点 明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS) 現象数理学拠点
    MEXT Joint Usage/Research Center Meiji University "Center for Mathematical Modeling and Applications" (CMMA)

      
    問い合わせ | Contact
    email: active2019[at]googlegroups.com([at]を@に置き換えてください。)
     
    公式Webサイト | Official Site

     
    過去の研究会 | Archivesr

    過去の研究会は以下をご覧ください。
    See below for the previous workshops.
     

    錯覚現象のモデリングとその応用
    第13回 錯覚ワークショップ
    日時 :
    2019年2月25日(月),26日(火)

    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    組織委員長
     
    杉原厚吉(明治大学)
    組織委員

     今井桂子(中央大学)、三村昌泰(武蔵野大学)
     北岡明佳(立命館大学)、中村和幸(明治大学)
     宮下芳明(明治大学)、渡邊恵太(明治大学)
     中村聡史(明治大学)、森口昌樹(明治大学)
     近藤信太郎(岐阜大学)、須志田隆道(北海道大学)
     

    開催概要
     錯覚に関する心理学的および数理科学的アプローチをはじめ、多様な立場からのアプローチによる研究を広く集め、その研究交流を通して、錯覚科学という新しい学術領域の形成を目指して明治大学で開催している「錯覚ワークショップ」の第13回目です。  昨年、錯視・錯聴コンテストが10周年を迎えたことを記念して、今までの10件のグランプリ作品の中から総合グランプリ作品を選ぶイベントも、このワークショップの中で行うことになりました。
     
    一般講演申し込み受付
     今回は錯覚のモデリングに焦点を合わせます。ただし、モデリングは広い意味でとらえ、数式を使った数理モデリングだけではなく、視覚心理学分野の研究者が通常持っている言語記述形式の現象理解の枠組みも含めます。
     この研究集会は、招待講演と一般講演で構成します。

    1.応募方法 Ⅰ 発表者情報の入力
     ・ 講演者氏名、ふりがな(連名の場合は、登壇者を明記してください)
     ・ 講演者所属
     ・ 連絡先の電子メールアドレス
     
    Ⅱ 発表情報の入力
     ・ 発表タイトル
     ・ 著者「○氏名1(所属1),氏名2(所属2),…」
    というフォーマットで記入してください(発表者名には○印を付ける)
     ・ 200 字程度の概要
    2.応募締切 2019 年1 月5 日(土)
    3.採否決定 2019 年1 月10 日(木)
     なお、採択された場合は、(1)A4判1ページの概要および(2)A4判1ページの略歴・顔写真を2月10日までに提出していただきます。
     これらは研究集会の会場で配布するとともに、(1)は終了後、ウエブページで公開します。
    4.
    採択後のアブストラクト作成
    A4判 1ページのアブストラクトを1 月31 日(水)までにご提出いただきます。これは、 当日配布するとともに、開催後、HPへ掲載して記録に残します。

    ◆ PC とプロジェクタの接続には VGA と HDMI が利用可能です。
    ◆ スクリーンのアスペクト比は 4:3 です(スライドのサイズが 16:9 の場合、上下に余白が表示されます)。

    懇親会
     研究集会初日の夜に懇親会を開催します:

    [日時] 2月25日(月)18時〜19時30分
    [場所] 明治大学中野キャンパス6階(イベントスペース)
    [会費] 2,000円(当日に回収)

     懇親会にご参加いただける方は、以下のフォームよりご登録ください。

    - 当日参加も受け付けますが、できるだけ事前登録をお願いします。
    - 事前登録は2/22(金)17時まで受け付けます。
     

    プログラム
    2月25日(月)
    12:00-12:30

    ○杉原 厚吉(明治大学 先端数理科学インスティテュート)
    「3方向多義立体の数理と作り方」

    12:35-13:05

    ○出澤 正德(電気通信大学 名誉教授 UECコミュニケーションミュージアム,明治大学 先端数理科学インスティテュート)
    「正弦状カラー格子による捩れ錯視とその生成モデル」

    13:10-13:40

    ○北澤 直樹(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
    「図形を低次元の空間に写像して調べるという幾何学の手法と錯覚現象等への応用の可能性」

    14:00-14:50

    招待講演:河邉 隆寛(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
    「錯覚の実世界実装を通じて錯覚の面白さを考える」

    14:55-15:25

    ○阿部 富士子 (造形作家・扇研究家)
    「扇の描画法にみる視覚効果」

    15:30-16:00

    ○森口 昌樹(明治大学 先端数理科学インスティテュート)
    「多義立体と視体積交差法」

    16:20-17:30

    錯視・錯聴コンテスト
    10周年記念総合グランプリ決定コンテスト

    ◆ 北岡明佳審査委員長の解説で、過去10回のグランプリ作品を鑑賞し、参加者全員の投票で総合グランプリを決定します。

    18:00-19:30

    懇親会(会費1人2,000円)

     
    2月26日(火)
    10:00-10:30

    ○星加 民雄(崇城大学総合教育センター)
    「動きの錯視の表現要素と知覚範囲-その応用展開としての芸術・デザイン表現」

    10:35-11:05

    ○上地 泰一郎(千葉大学大学院融合理工学府),一川 誠(千葉大学人文科学研究院)
    「建築デザインにおける錯視の成立要因」

    11:10-12:00

    招待講演:Arthur Shapiro(Departments of Psychology and Computer Science, American University Washington, D.C.)
    "Illusions based on conflict between stimulus dimensions"

    13:00-13:50

    招待講演:鯉田 孝和(豊橋技術科学大学)
    「細い線に特徴的な色対比と色同化現象」

    13:55-14:25

    ○田谷 修一郎(慶應義塾大学)
    「恒常性スケーリングの誤適用はミュラー・リヤー錯視を説明するか?錯視量の個人差に基づく検討」

    14:30-15:00

    ○高橋 康介 (中京大学心理学部), 日高 昇平(北陸先端科学技術大学院大学)
    「恒常性(constancy)の構造と認知的錯覚への適用」

    15:20-15:50

    ○谷中 一寿(神奈川工科大学)
    「色依存フレーザー・ウィルコックス錯視についての一考察」

    15:55-16:25

    ○一川 誠(千葉大学人文科学研究院)
    「注意の瞬きによって生じる時間間隔の知覚的短縮」

    16:30-17:00

    ○北岡 明佳(立命館大学)
    "Color illusion and histogram equalization"

    共催
    明治大学研究ブランディング事業「数理科学する明治大学」錯視学チーム(チームリーダー 杉原厚吉)
    科研費基盤研究(A)「視覚の心理・数理モデリングと第5世代不可能立体」(研究代表者 杉原厚吉)

    問い合わせ先

    杉原厚吉: kokichis[at]meiji.ac.jp、 森口昌樹: moriguchi[at]meiji.ac.jp
     ([at]を@に置き換えてください。)
    生物学・化学・数理科学から見抜く
    リズム現象
    日時
    2019年3月1日 (金)13:00~、2日 (土)10:00~
     
    場所
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map 
    主旨
    「リズム現象」は生物に見られる特徴的な現象の一つです。心臓の周期的な鼓動や概日リズム、細胞周期など、様々な時間スケールでリズムが刻まれています。これらのリズム現象の起源を探る研究は多方面から行われており、生物を分解して構成要素の分子間(遺伝子間)ネットワーク構造を解析するような研究が代表的です。その一方で、リズム現象は生物に限らず、その本質を抽出できれば無生物系でビーカーの中でも再現することは可能です。Belouzov-Zhabotinsky反応に代表されるような化学振動反応がその良い例です。さらには、それらを数理モデルに書き表し、本質的な仕組みを数理的に解析する研究も行われています。今回、このように多方面からアプローチされている「リズム現象」にフォーカスを絞り、分野の異なる研究者が一堂に会して議論する機会を作り、これらの多様な研究のつながりを明らかにすることで、統一的な理解を見出すことを目的として研究集会を開催します。このように、分野の垣根を越えて議論する機会を作ることで、新たな視点を得たり、新たな共同研究の礎を築いたりするきっかけにもなると期待されます。
     
    組織委員

    中村孝博(世話人 明治大学農学部)、末松信彦(世話人 明治大学総合数理学部)、
    中村 渉(長崎大学)
     
    参加登録

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     締め切り 2019年1月31日(木)
    *Registration: 終了しました


     
    参加費用

    研究会:無料
    懇親会:¥5,000-

    * 参加人数によっては、若干変更する可能性があります

    Program
    3月1日(金)
    13:00-13:05

    開会あいさつ:中村孝博(明治大学)

    13:05-13:15 「分子レベルのリズム現象と数理的基礎」
              Discussion Leader: 末松 J. 信彦(明治大学)

    13:15-13:45

    小川知之(明治大学)
    「リズム現象が数学にもたらしたもの」

    13:45-14:15

    瀧ノ上正浩(東京工業大学)
    「化学振動反応の制御のためのドロップレットマイクロ流体デバイス」

    14:15-14:45

    吉種 光(東京大学)
    「哺乳類における概日時計の分子研究」

    14:45-15:15

    望月敦史(京都大学)
    「化学反応システムの応答と分岐をネットワークの形だけから予測する」

    15:50-16:00 「細胞レベルのリズム現象」
              Discussion Leader: 中西周次(大阪大学)

    16:00-16:30

    八木田和弘 (京都府立医大)
    「哺乳類細胞の概日制御システムの成立プログラム」

    16:30-17:00

    三枝理博(金沢大学)
    「哺乳類中枢概日時計の神経メカニズム」

    17:00-17:30

    雨宮 隆(横浜国立大学)
    「細胞の代謝振動と同期現象」

    17:30-18:00

    伴 貴彦(大阪大学)
    「金属の種類を識別する界面振動現象」

    18:10-21:00

    懇親会


     
    3月2日(土)

    10:00-10:10 「個体・環境レベルのリズム現象」
              Discussion Leader: 徳田 功 (立命館大学)

    10:10-10:40

    福田弘和(大阪府立大学)
    「植物工場における概日時計の科学と技術」

    10:40-11:10

    中村 渉(長崎大学)
    「生体リズムを制御する体内時計神経回路機構」

    11:10-11:40

    吉村 崇(名古屋大学)
    「脊椎動物の季節のリズム」

    11:40-12:10

    郡 宏(東京大学)
    「体内時計と時差ボケを巡る数理と実験の協働研究」

    12:10-12:15

    閉会あいさつ:山口智彦(明治大学)

    主催

    共同利用・共同研究拠点 明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS) 現象数理学拠点
     
    公式Webサイト

    2018年度開催
    研究集会型「独立開催タイプ」

    人工知能の現在と、次世代への実用化
    -医療画像に対する有効な解析手法の開発に向けて-

    Present state of the imaging technology using AI and practical application to the next generation
    - For the development of effective analysis methods for medical images –
    日時:
    2018年8月29日(水)10時00分~17時00分
    Date:
    Aug. 29th, 2018 (Wed), 10:00-17:00
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Venue:
    Meiji Institute for Advanced Study of Mathematical Sciences 6F 603
    Campus map:

    概要 :

     近年での、人工知能を用いた画像解析・画像認識技術の進歩は目覚ましいものがある。これを利用した顔認証技術などは、実用化にもさほど時間はかからないものと思われる。自動運転も人工知能を用いた画像解析・画像認識技術が最も重要なキーテクノロジーとして自動車会社中心に明確な課題の下に鋭意進められている。
     これに対して医療画像に対する解析は、精密な診断や医師の過剰な労度を減らすために喫緊の課題ともなっているが、その形態の複雑さもあって、 課題の明確化を始め更なる研鑽が必要であるのも間違いない。 今回、内外の画像処理の第一人者を講演者に迎え、現在の画像処理技術の現状を 共有し、医療画像に対する将来の実用化に対する課題などの整理を目指す。


     In recent years, advances in image analysis and image recognition technology using AI(artificial intelligence) are remarkable. For example, the face authentication technology is expected to take not so long time to practical use. Imaging technology using AI is the most important technology for the practical application of automatic driving. All automobile companies are keenly focusing on the development of this technology under the clear subject. The analysis on medical images using AI is an urgent issue to improve precision diagnosis and reduce excessive labor of doctors. Due to the diversity of morphology of medical images, however, we don't have any effective methods, yet. There is no doubt that further clarify the task and further research are necessary.
     In this symposium, several imaging experts are invited from both Japan and abroad. We share the current state of image processing technology, and would like to clarify issues for future practical application of medical images.

    組織委員:
     
    中根和昭(大阪大学),萩原一郎(明治大学),藤田広志(岐阜大学)
    小林泰之(聖マリアンナ医科大学)
    Organizers:
    Kazuaki Nakane (Osaka Univ.), Ichiro Hagiwara (Meiji Univ.), Hiroshi Fujita (Gifu Univ.)
    Yasuyuki Kobayashi (St. Marianna University. School of Medicine)

     
    Program 8月29日(水)
    午前の部 Morning Session

    座長: 萩原一郎(明治大学) Chair: Ichiro Hagiwara(Meiji Univ.)

    10:00-10:15

    開会 Opening

    10:15-11:00

    中根和昭(大阪大学)Kazuaki Nakane (Osaka Univ.)

    「病理画像に対する位相幾何学的概念を用いた解析法」
    “Analytical method using topological concepts on pathological images”
    11:00-11:45

    小林泰之(聖マリアンナ医科大学)
    Yasuyuki Kobayashi (St. Marianna University. School of Medicine)

    “Imaging Now in Kanagawa”
    11:45-12:30

    Luis Diago(明治大学 Meiji Univ)

    “A study on data acquisition and its processing to construct a rating system of diagnosis ability”
    午後の部 Afternoon Session

    座長: 中根和昭(大阪大学) Chair: Kazuaki Nakane

    13:30-14:15

    藤田広志(岐阜大学) Hiroshi Fujita (Gifu Univ.)

    “Current status and future of computer-aided diagnosis (CAD) in clinical imaging in the new era of artificial intelligence (AI)”
    14:15-15:00

    Jun Xu(南京大学 Nanjin Univ.)

    “Computational Pathology for Precision Medicine”
    15:10-15:55

    Nasir Rajpoot(Warwick Univ.)

    “Histology Footprint Analytics”
    16:00~  

    ディスカッション Discussion

    MIMS/CMMA Mini Workshop
    「中枢神経系における水の膜輸送と流れの数理生理学」

    日時 :
    2018年12月19日(水)13:30-17:30
    場所 :
    明治大学中野キャンパス高層棟 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    組織委員 :
     
    俣野博(明治大学、代表者・世話人),
    森洋一朗(ミネソタ大学、世話人),
    安井正人(慶應大学),高木周(東京大学)
     
     
     
    研究集会の趣旨 :
       水および電解質の膜輸送は、細胞の体積調節から腎臓や消化器における上皮細胞系の機能に至るまで多くの生理機能を支えている。本研究集会では、とくに中枢神経系における水の膜輸送と体液の流れに焦点をあてる。中枢神経系における体液の流れは、睡眠の機能など、脳のさまざまな働きに重要な役割を果たしていると考えられているが、その大部分は未知のベールに包まれている。本研究集会では、この問題をさまざまな角度から論じることで、理解を深めていくことをめざす。
     
    Program
    12月19日(水)
    13:30-14:20

    安井正人(慶應義塾大学)

    "Water Biology & Medicine"
    14:30-15:20

    山本詠士(慶應義塾大学)

    「分子動力学シミュレーションを用いた生体膜近傍における
     水分子ダイナミクスの解明」
    15:40-16:30

    高木周(東京大学)

    「細胞粘着のマルチスケールシミュレーション」
    16:40-17:30

    森洋一朗(ミネソタ大学)

    "Cell Volume Control, Electrolyte Balance and Cortical Spreading Depression"
     

    *本研究集会は,次の助成を受けています。
     学術研究助成基金助成金 挑戦的研究(萌芽)17K18732(研究代表者 俣野博)

    2018年度開催
    共同研究型「経費支援タイプ」

    細胞の代謝振動とネットワーク解析
    日時 :
    2018年11月16日(金), 17日(土)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     自律的な振動現象は,生命活動に重要な役割を果たしており,生物物理学の興味ある研究課題の一つとして盛んに研究が行われている。本研究集会が対象とする細胞のエネルギー代謝で見られる代謝産物の細胞内振動は複雑な代謝ネットワークから発生するが,そのメカニズムは良く分かっていない。そこで,代謝振動や化学振動に関する研究を行っている研究者が集まり,数件の講演と参加者による討論を通して,実験と数理解析の両面から,細胞の振動反応に関する研究の今後の展望を探る。
    組織委員 :
     
    雨宮隆(横浜国立大学),山口智彦(明治大学)

     
    Program
    11月16日(金)
    15:00~17:30

    予備討論会(フリーディスカッション)

    11月17日(土)
    10:00~10:30

    山口智彦(明治大学)

    Overview
    10:30~11:30

    雨宮隆(横浜国立大学)

    「ヒト子宮頸がんHeLa細胞における解糖系振動」
    11:30~12:30

    望月敦史(京都大学・理化学研究所)

    「化学反応システムの応答と分岐をネットワークの形だけから予測する」
    13:45~14:45

    中尾裕也(東京工業大学)

    「ネットワーク結合力学系の集団リズムの位相-振幅記述と同期現象」
    14:45~15:45

    山本哲也(都立産技高専)

    「磁気共鳴機能画像法(fMRI)を用いた脳機能の確率共鳴現象」
    16:00~17:00

    中村和幸(明治大学)

    「データ同化によるシステム理解とライフサイエンス分野への応用」
    17:00~17:30

    雨宮隆(横浜国立大学)

    General Discussion
    17:30

    閉会

    経済物理学とその周辺1:Data-driven Mathematical Science
    日時 :
    2018年9月17日(土), 18日(日)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     これまで、実測が難しく理論を構築しながらも実証が困難であった社会現象や経済現象といった大規模データの関わる事象に対して、近年の情報通信技術の発達と普及の結果、広範囲に大量のデータを蓄積できるようになり、広範囲に蓄積されたデータを統計数理的方法に基づき分析することで、これまで理論や数値計算に止まっていた社会現象や経済現象の研究を、実証的分析を通じ精緻化できる可能性が生じた。このような背景から、経済現象を物理科学的観点から観測・計量・モデル化・理論構築を行うことが可能となってきており、経済物理学または社会物理学と呼ばれる分野が世界的に形成され、今後も発展し続けると期待される。そこで、高頻度経済時系列や各種データベースを用いた実証論的分析手法、統計分析結果の報告、および研究者と経営実務家・金融実務家の交流を通じてアイデアと知識の交換による分野の発展を目指して研究集会の開催を企画した。その第1回研究集会を9月17-18日に計画する。遠方よりの参加者に配慮して、1日目は午後からの開催とし、2日目は午後5時ごろまでに終了するよう計画する。また、外国人研究者の参加に配慮して2日目は可能な限り英語で講演・討論を行う。講演は公募するが、1日目には従来から経済物理学のコミュニティで検討されてきたテーマを主として集め、2日目はより広範囲のテーマを対象としたプログラムを予定する。
    組織委員 :
     
    乾孝治(明治大学),黒田耕嗣(日本大学),増川純一(成城大学),
    守真太郎(弘前大学),山中雅則(日本大学),田中美栄子(明治大学)

     
    Program
    9月17日(土)
    13:30〜

    増川純一(成城大学)

    「Cascade modelの実証分析」
    14:15〜

    黒田耕嗣(日本大学), 増川純一(成城大学), 村井浄信(岡山大学)

    「Cascade Model とMultifractal Random Walk」
    15:00〜

    田中美栄子(明治大学),山中雅則(日本大学)

    「アローヘッド市場におけるサブ秒株価変動データから見えるもの」
    15:45〜

    山中雅則(日本大学),高橋聖史(日本大学),塚越映太(日本大学)

    「東証高速取引データの主成分分析」
    16:30〜

    守 真太郎(弘前大学),中山一昭(信州大学),久門正人(野村證券)

    「社会影響モデルと多変数ベータ分布:アメリカ大統領選挙データの解析」
    17:15〜

    久門正人(野村證券),守真太郎(弘前大学)

    「情報カスケードとネットワークII」
    9月18日(日)
    10:15〜

    森谷博之(中央大学)

    「階層的リスクパリティ戦略用」
    11:00〜

    下野寿之(DG Lab:株式会社デジタルガレージAIチーム)

    「Student’s t distribution with the degrees of freedom 2 and its applications(自由度2のt分布とその応用)」
    13:30〜

    Le Li(中央大学),有賀裕二(中央大学)

    「Multi-factor Productivity and Evolutionary Accounting in Presence of (Persistently) Heterogeneous Firms」
    14:15〜

    有賀裕二(中央大学)

    「U-Mart市場における現物価格を再現するエージェント組成」
    15:00〜

    八木勲(神奈川工科大学)

    「人工市場を用いた分散投資規制が市場に与える影響分析
     ~ファンダメンタル価格急落時と急騰時における比較~」
    経済物理学とその周辺2:Data-driven Mathematical Science
    日時 :
    2018年12月20日(木), 21日(金)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     これまで、実測が難しく理論を構築しながらも実証が困難であった社会現象や経済現象といった大規模データの関わる事象に対して、近年の情報通信技術の発達と普及の結果、広範囲に大量のデータを蓄積できるようになり、広範囲に蓄積されたデータを統計数理的方法に基づき分析することで、これまで理論や数値計算に止まっていた社会現象や経済現象の研究を、実証的分析を通じ精緻化できる可能性が生じた。このような背景から、経済現象を物理科学的観点から観測・計量・モデル化・理論構築を行うことが可能となってきており、経済物理学または社会物理学と呼ばれる分野が世界的に形成され、今後も発展し続けると期待される。そこで、高頻度経済時系列や各種データベースを用いた実証論的分析手法、統計分析結果の報告、および研究者と経営実務家・金融実務家の交流を通じてアイデアと知識の交換による分野の発展を目指して研究集会の開催を企画した。その第2回研究集会を12月20-21日に計画する。遠方よりの参加者に配慮して、1日目は午後からの開催とし、2日目は午後5時ごろまでに終了するよう計画する。参加者および講演者は基本的に公募とするが、主催者が依頼する講演者も含まれる。
    組織委員 :
     
    乾孝治(明治大学),黒田耕嗣(日本大学),増川純一(成城大学),
    守真太郎(弘前大学),山中雅則(日本大学),田中美栄子(明治大学)

     
    Program
    12月20日(木)
    13:30-14:15

    家富洋(新潟大学)
    「複雑有向ネットワークのフロー構造」

    14:15-15:00

    加藤未来(新潟大学)
    「日本の上場企業の所有権構造:ネットワーク解析」

    15:00-15:45

    佐藤仁美(新潟大学)
    「動的ネットワークとしての企業間取引関係」

    15:45-16:30

    Le Li (中央大学) 
    「Multi-factor Productivity and Evolutionary Accounting in Presence of (Persistently) Heterogeneous Firms」

    12月21日(金)
    10:00-10:45

    田中美栄子(明治大学)
    「RMTテストで計測した乱数度とその後の株価との関連」

    10:45-11:30

    山中雅則(日本大学)
    「高速取引データから見た東証寄り付き時の過渡現象」

    12:30-13:15

    田野倉葉子(明治大学)
    「株式市場の選好要因について」

    13:15-14:00

    金澤輝代士(東京工業大学)
    「実データに基づく金融トレーダーの注文戦略分析」

    14:00-14:45

    久門正人(野村證券株式会社), 守真太郎(弘前大学)
    「階層ベイズ推定と相転移」

    14:45-15:30

    石川 温(金沢学院大学)、藤本祥二(金沢学院大学)、水野貴之(国立情報学研究所)
    「Cobb-Douglas型生産関数における規格化された規模の収穫一致」

    15:30-16:15

    八木勲,益田裕司(神奈川工科大学),水田孝信(スパークス・アセット・マネジメント株式会社)
    「マルチエージェントシステムを用いた金融市場流動性に影響を与える要因の調査」

    16:15-16:45

    下浦一宏(科学カフェ京都)
    「遺伝的アルゴリズムによるトレードシステムの検討」

    経済物理学とその周辺3:Data-driven Mathematical Science
    日時 :
    2019年3月21日(木・祝), 22日(金)
    場所 :
    明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室3
    Campus map :

    概要 :
     これまで、実測が難しく理論を構築しながらも実証が困難であった社会現象や経済現象といった大規模データの関わる事象に対して、近年の情報通信技術の発達と普及の結果、広範囲に大量のデータを蓄積できるようになり、広範囲に蓄積されたデータを統計数理的方法に基づき分析することで、これまで理論や数値計算に止まっていた社会現象や経済現象の研究を、実証的分析を通じ精緻化できる可能性が生じた。このような背景から、経済現象を物理科学的観点から観測・計量・モデル化・理論構築を行うことが可能となってきており、経済物理学または社会物理学と呼ばれる分野が世界的に形成され、今後も発展し続けると期待される。そこで、高頻度経済時系列や各種データベースを用いた実証論的分析手法、統計分析結果の報告、および研究者と経営実務家・金融実務家の交流を通じてアイデアと知識の交換による分野の発展を目指して研究集会の開催を企画した。その第3回研究集会を3月21-22日に計画する。遠方よりの参加者に配慮して、1日目は午後からの開催とし、2日目は午後5時半ごろまでに終了するよう計画する。今回は4時半から5時半に開催されるMIMS月例セミナーの演題が本研究会の趣旨に近いことから合同開催とする。講演は基本的に演者の母国語で行うが必要に応じて英語で行うこともある。
    組織委員 :
     
    乾孝治(明治大学),黒田耕嗣(日本大学),増川純一(成城大学),
    守真太郎(弘前大学),山中雅則(日本大学),田中美栄子(明治大学)

     
    Program

    3月21日(木・祝) 午後1:30-5:00

    家富洋(新潟大学)
    「ソーシャルメディアネットワークにおけるエコーチェンバーの形成」

    加藤未来(新潟大学)
    「日本の上場企業に対する究極的株式所有構造の解析」

    佐藤仁美(新潟大学)
    「動的ネットワークとしての企業間取引関係の不変性と変動性」

    名倉賢(NEC)
    「政府情報システム支出データの解析」

    石井晃(鳥取大学), 川畑泰子(群馬大学)
    「人々の間の信頼・不信とメディア効果を入れたオピニオンダイナミクス理論」

     

    3月22日(金) 13:30-
    (午前のプログラムは未定:今後講演申し込みがあれば追加します)

    全珠美 (総合研究大学院大学),
    水野貴之(国立情報学研究所, 総合研究大学院大学)
    「大規模でグローバルな「名前・出生地・誕生年」データによる民族の時空間特徴の見える化」

    小髙充弘(国立情報学研究所),
    水野貴之(国立情報学研究所, 総合研究大学院大学)
    「グローバル株所有ネットワークでの間接的支配関係」

    水野貴之(国立情報学研究所, 総合研究大学院大学)
    「人流ビッグデータによる空間的セグリゲーションの抽出」

    16:30-17:30 MIMS/CMMA 月例セミナー合同開催
    田野倉葉子(明治大学)
    「Detecting Information Flows by Applying Statistical Causation Measure to Stock Market Returns」
      (パワーポイント資料は英語、講演は日本語で行われます)