キックオフフォーラム

MIMS
現象数理学 共同利用・共同研究拠点
キックオフフォーラム

日時・会場 2014年7月3日(木)14:00ー17:30
明治大学駿河台キャンパス 紫紺館4階
主催 明治大学
先端数理科学インスティテュート(MIMS)
後援 日本数学会
日本応用数理学会
駿河台キャンパスへのアクセス

※参加費無料。

自由にご参加いただけます。皆様のお越しをお待ちしております。

市民講演会
未来へと希望をつなぐ現象数理学の挑戦

大災害のリスクファイナンス

14:00--15:00

森平爽一郎 氏
 (早稲田大学大学院ファイナンス研究科 教授)

 わが国は、地震や津波、風水害など、起きる確率は小さいものの、いったん生じれば甚大な経済損失を引き起こすさまざまな「大災害(CAT)リスク」にさらされています。こうした大災害リスクに対し、ファイナンス理論と数理モデルを用いて何が言えるのか、何ができるのかを考えてみます。例えば、大災害リスクを引き受ける代わりに平均8パーセントの利子を得ることができる大災害債券の実際、東日本大震災に対して株式市場やそのデリバティブ市場が示した不思議な反応、原子力保険の予想外の意味、などについて皆さんと一緒に考えてみましょう。

 

 

 

小さな微生物に学ぶ地球規模の環境問題

15:00--16:00

中西周次 氏 (東京大学工学部応用化学科 准教授)

 微生物は私たちの目で直接見えないほど小さく、したがって一匹一匹の働きも、我々人間のスケールから考えるととても小さなものです。しかし、地球上には、ほんの一つまみの土の中に、総人口をも上回る数の微生物が暮らしており、その全体力によって彼らが現在の地球環境を作り上げてきたといえます。  本講演では、微生物の持つ基本的な機能をやさしく解説し、そして、環境・エネルギーの観点から、私たちが彼らから学べるべきことを具体的に考えてみます。

式典
明治大学GCOEから特色ある共同研究拠点へ

16:30--17:30

挨拶
 福宮賢一(明治大学長)
 納谷廣美(学校法人明治大学学事顧問)

来賓祝辞
 木村直樹 氏(文部科学省研究振興局学術機関課長)
 向井 茂 氏(京都大学数理解析研究所長)
 若山正人 氏(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所長)
 北川源四郎 氏(大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構長)

挨拶
 三村昌泰(明治大学先端数理科学インスティテュート所長)